今の仕事への熱い想いを、語らせて頂きました。

想い

i:

インタビュアー

h:

ヒロナガ

i:

で、ですねインタビューを始めさせて頂くのですが、まず、広永さんは『イラストレーター』じゃないですか?
その『イラストレーター』という職業を自身で意識し始めたのはいつ頃だったのですか?

h:

『イラストレーター』という職業を意識したタイミングですかぁ…う~ん。
まぁそうですね、もともと絵を描くコトが大好きだったので。
それこそ幼少の頃から漫画家になりたい!と言いますか絵に携わる仕事がやりたいという気持ちはあったのですが本当に確立して『イラストレーター』になりたいと思ったのは二十歳すぎてからですね。

i:

そっかぁ、じゃあその二十歳の時に1企業のイラストを目にしたコトが今の広永幸春のターニングポイントだったわけだね。
小さい頃からイラストや漫画を描くコトが好きって聞かせてもらったんだけどそれは、自分の生まれ育った環境に影響を受けたってコトもあるの?

h:

いや、生まれ育った環境に影響を受けたことはないですね。
もう、単純なんですよ。

いつの間にか僕はペンを持ちイラストを描いていました。

i:

へぇ~誰かに『絵がうまいね』とか言われることや何かを提供されるコトもなく自分の中で何かが合致したんだろうね。

h:

ははっ(笑)まぁ『お絵かき』ですよ。
誰もが幼少期に通る『お絵かき』が僕には飽きずにできたんでしょうね。

i:

なるほどねぇ、ところで広永さんは元々飽きっぽいの?

h:

はい、飽きっぽいです…かなり(笑
なので今までの人生26年間を振り返って唯一飽きずに続けているのが、絵を描くというコトなんです。

i:

広永さんですが今後、広永幸春としてどのようなイラストレーターを目指しているんだろう?

h:

まぁ~始めた頃から変わってないんですが、僕色っていうコトは大事にしていきたいですね。

僕の中でですが、二十歳の頃から変えていないタッチが自身の中であるんですね。こういうタッチを僕は出していこう! と言うか、それだけは死ぬまで自分の特色として出していきたいですね。

i:

なるほど、広永的スタイルってやつだね?

h:

はい、それが世の中からどう思われても広永スタイルとして続けていきたいことですね。
元々、僕はイラストを描くソフトは使わずペンのみでイラストを描き続けていたんですね。ペンから指先に伝わる独特の強弱を拾うコトが僕のイラスト制作の原点でもありますし。
そんな『このタッチは広永幸春だろう!』というカテゴリを持ったイラストレーターになりたいですね。

i:

確かに、アナログと言われがちだけどペンの質感や例えば対紙に対する執圧だったりインクの滲みさえも、楽しみであり自分の手法に置き換えて考えると非常にデジタルより奥深いコトだよね。

h:

まだまだですが、やはり奥が深いですよっ(笑